誰もが気軽に遊べるゲームとして人気が広がっているインサイダーゲーム。
バラエティ番組内の企画としても実施され、一度は体験したことがある方も多いのではないでしょうか。
しかしながらシンプルなゲーム性で一度ルールを覚えれば簡単にプレイできる一方、攻略法やコツを解説できる方は少ないと思います。
今回はインサイダーゲーム歴3年を超えるかいとーがたどり着いた戦略をご紹介いたします。
インサイダーゲームって何?という方はまずはこちらの記事からご覧ください。
https://kaitoo.net/boardgames/insider-game/
インサイダーゲームにおける攻略法とは
インサイダーゲームは大きく分けて「お題当て」と「内通者探し」の二つのフェーズが存在するため、それぞれで活躍するためのコツを押さえておく必要があります。
また、通常のプレイヤーとして参加する場合もあれば、内通者に選ばれる場合もあるためその両方の戦略を押さえておく必要がありますね。
これらの点を踏まえて、各フェーズ・役職においての攻略法を三つの視点から解説したいと思います。
①お題当てで答えを出すための攻略
まずはお題当てで素早くお題に辿り着くための方法で、こちらは内通者以外のプレイヤーの質問の仕方に関わる部分が中心となります。
序盤は質問を絞らず、徐々に狭めていく
ゲームが序盤のうちは、的を絞った質問をするのではなく、より大きな概念でイエスノーを確認するような質問をするのがよいでしょう。
例えばいい質問の例として、「食べ物ですか?」や「飲み物ですか?」のようなお題のジャンルを決め打ちするような質問ではなく、「モノですか?」や「触ることができますか?」といったより大きな概念において質問をしていく方が有効です。
仮に「食べ物ですか?」と質問しノーだった場合、得られるのは「食べ物ではない」という情報のみで、それ以外のあらゆる可能性が残ってしまいます。
逆に「モノですか?」と聞いてイエスだった場合は、行動を中心とした「質量がないお題」であることがわかりより答えに近づくことができます。
したがって、初めのうちは広く該当する質問を行い、徐々に質問の内容を限定していくことで効率よくお題に近づくことができるようになります。
中盤以降は柔軟な発想で質問する
大きさや重さ、色、食べられるか否かといった質問は誰もが思いつく可能性がありますが、お題が難しくなるにつれてそのような質問だけでは答えに辿り着くことが難しくなってきます。
実際に私が過去に出題したお題で最も難しいものが「小便小僧」なのですが、皆さんであればどのような質問からこの答えに辿り着けるでしょうか。
逆にある程度質問を繰り返し、解答が絞られてきたような状態ではお題を当てるために攻めの質問を行うことも重要となります。
・設置して使うものですか?
・水に関係しますか?
・人の形をしていますか?
等々、想像力を働かせ他のプレイヤーとは違った視点で質問をしていくことで、思わぬところでヒントを得ることができる可能性があります。
②内通者を見抜くためのコツ
続いてインサイダーゲームのキモである、内通者当てに関するポイントをご紹介いたします。
話の流れから離れた質問を探す
最も注目すべきポイントは、質問内容がその場の話の流れにあっていたかどうか?となります。
極端な例ですが、食べ物でイエス→料理名でイエスとなった場合、通常は「和食?」だったり「揚げ物?」といった質問が出てくるのが自然。
そんな中、「鶏肉がメインですか?」のような突っ込んだ質問を行い、かつイエスが出たようなプレイヤーがいれば「答えを知っていたのではないか?」と考えられますよね。
このように話題から逸脱した、あるいは飛躍した質問をしたプレイヤーがいた場合はまず内通者ではないかと疑い、質問の意図や根拠の説明を求めることが内通者探しの第一歩となります。
困った時は最も活躍した人を疑う
前述したポイントとも関連しますが、内通者の見当がつかない場合はまず最もお題探しに貢献したプレイヤーを疑ってみるのも一手でしょう。
お題を当てることができなければ、内通者を含めて全員の負けとなってしまうため、内通者は他のプレイヤーがお題に近づけるように誘導する必要があります。
プレイヤーがなかなかお題に近づけない場合は、多少強引な質問をしてでもお題に近づけることが求められます。あくまで自然な流れで、「有能なプレイヤー」を演じることが内通者に求められることなのです。
したがって質問の流れに不自然な点がなかった場合は、活躍したプレイヤーを疑うことも立派な戦術の一つ。仮に本当に有能なプレイヤーであった場合は質問の意図や背景を正しく説明できるはずです。
疑われる側も、優秀であることを理由に疑われるのであれば悪い気はしませんしね。
③内通者が正体を隠すためのポイント
最後に内通者が、内通者であることを悟られないようにするコツですが、こちらは「内通者を探すポイント」を裏返せば自ずと答えが出てきます。
お題に近づくことはもちろん重要ですが、それ以上にはゲームの流れに沿って逸脱しない形で質問を行うことができれば正体を隠すことができるわけです。
またお題に近づける「誘導」を行う際には、最終的に自分が疑われることを前提に「なぜその質問をしたのか?」を論理的に説明できるように準備をしておくことが求められます。
これらをクリアすることができれば、他のプレイヤーから「内通者」なのか「優秀なプレイヤー」であるのか見分けることが難しくなり、結果として正体を隠すことができるわけです。
最悪誘導をしないのもあり(潜伏)
内通者はプレイヤーの質問で自然と答えが出ると判断した場合、無理に誘導を行う必要はありません。
誘導をするとそれだけ内通者だと疑われるリスクも高まりますので、誘導しないことこそが究極の戦略ということもできます。
ただしこの場合、万一答えに辿り着けなかった場合に自分を含め全員が負けとなってしまいますし、知らないふりをし続けるとかえって不自然になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
攻略法やコツを知ってインサイダーゲームを楽しもう
今回はインサイダーゲームにおける基本的な攻略法を解説いたしました。
実際のゲームにおいてはどのようなお題が出てくるかわからないため、「これをすれば勝てる!」という必勝法はないといっても過言ではありません。
しかしながら、フェーズや役割ごとに求められるコツを押さえておくことで、十分活躍できる機会を増やすことができます。
ベースとなる考え方を理解しておくことで、よりインサイダーゲームを楽しむ、あるいは活躍することができるはずです。