証券会社のしつこい営業電話はどう対処べき?元営業マンが本音を暴露

2021年8月12日

証券会社に口座を保有し担当営業がついている、経営者や士業などある程度の資産をお持ちの方、あるいは企業に勤め電話対応が多い方の中には、証券会社営業マンのしつこい営業電話に困らされている人も多いのではないでしょうか。

営業担当者は、持っている株や投資信託の値動きが思わしくないとき、あるいは新しい金融資産を保有しようと考えている際にはありがたい存在ですが、

それ以外のタイミングで何度も営業電話をかけてくるのが迷惑に感じることもありますよね。

かといって無視し続ける、あるいは厳しい口調で怒ってしまうのも申し訳ないし大人気ない…

そのような場合には一体どう対処すべきなのでしょうか?もともと証券会社の営業担当としてしつこく電話をしていたかいとーの立場から対処方をお伝えしたいと思います。

証券会社の営業電話は基本しつこい


営業個人の考えにもよりますが、基本的に営業電話はしつこくて当たり前と考えた方が良いでしょう。

営業担当の仕事は、担当しているお客様や新規のお客様とコミュニケーションを取ることでニーズや悩みを聞き出し、少しでも多くの金融商品を買ってもらうこと。

売り込みの電話だけでなく、「最近はどうですか?」という状況確認や「当社以外に保有している資産はありますか?」などのヒアリングを行うことが役目なのです。

そこで得た情報を元に、信頼を得るための情報提供やニーズに合致する商品を案内する。そして商品を買ってもらうことができれば自身の成績にもつながります。

また、ニーズを把握することができれば「ニーズに合っている商品だから」と営業に対する大義名分を得ることもできるわけです。

中には本当にお客様のことを考え、少しでも役に立てれば…という気持ちで電話連絡をする営業もいますが、後述する理由からそのような営業マンは少ないのが実情です。

収益や成約件数、電話件数のノルマがある

証券会社においては営業マン個人に金融商品の販売を経て発生した収益、金融商品の成約件数、あるいは電話件数にノルマが課されている場合が大半です。

まれに課長や部長のような管理職が担当となっているケースもありますが、まず100%担当営業にはノルマがあると考える方が良いでしょう。

場合によっては急な案件(主にブロックオファーと呼ばれる、当日のうちに株式の購入者を集めないといけない取引)など、数時間のうちに○件といった突発的なノルマを課されるケースも少なくありません。

そのような場合は担当顧客、あるいは新規のお客様にしらみつぶしに連絡することで1件でも多くの成約を勝ち取らねばならないのが現実。

一度断られたとしても、別の商品を案内するなどの建前でやはり電話をするより他ないため、口座を保有している方はもちろん、そうでない方にも頻繁に営業電話がかかってきてしまうわけです。

しつこい営業電話にはこう対処しろ!


それでは、そのような営業電話にはどのように対処するのが正解なのでしょうか。

できれば営業電話を控えてほしい、けれども営業マンが傷ついてしまうような断り方は避けたい…

そんな場合に高い確率で営業電話の頻度を下げることができる断り方をいくつか紹介したいと思います。

法人として受けた場合

まずは経営者の方、あるいは主に電話対応が多い職種の方が会社の電話番号宛に営業電話を受けた際の対処法です。

営業マンはまとまった額の商品を買ってもらうことが成績につながります。したがって営業電話も「お金がありそうな企業」の「経営者、決裁権者」を狙ってかけてくることが大半です。

場合によっては、会社の売り上げや利益の数値をなんらかの方法で確認したうえでターゲットとすることも少なくありません。

このような場合、「経営者は不在」「取り次げない」と伝えても手を変え品を変え営業をかけてきます。

着信拒否も不可能ですし、電話をするなといっても無理があるため、「ここに電話をしても意味がない」ということを営業マンに示唆するのが大枠の方向性となります。

経営者が会社に来ないと伝える

まずは「会社に電話をしても経営者には繋がることはない」と理解させることが重要です。

最もわかりやすいのが、会社に経営者が来ないと話すこと。経営層は多忙ですし、複数会社を持っているためある会社にはなかなか顔を出さない…というのも至極当たり前です。

そのため、「取り次げません」ではなく「ここに来ないので取り次ぐことは出来ない」と具体的な理由をつければ営業マンも引き下がる可能性が高いでしょう。

資産運用するほどの余裕がないと伝える

営業マンは高いお金を払ってくれる企業を狙います。逆に言えばお金がない、あるいは数万円の商品しか買ってくれないような相手にはさほど連絡をすることはないわけです。

そのため運用するほど現金の余裕がない、あるいは経営状態がよくないと伝えることで電話の頻度を下げることができる可能性があります。

もちろん売り上げや利益状況を把握している可能性はありますが、リアルタイムの情報を握っているわけではありませんし、企業会計にそこまで精通しているわけでもありません。

従って「お金がない」と伝えることは営業の意味がないことを伝える一つの方法となります。

個人として受けた場合

続いては個人の方が自宅に、あるいは携帯電話に営業を受けるケースです。

着信拒否をしてしまう

電話自体を鳴らない、繋がらないようにしてしまうのが最も有効な方法です。

営業マンによっては成約もそうですが、「電話をかけた」という事実を残すことを目的に電話を行うケースもあります。

そのような場合はたとえ着信拒否されていても、「1件営業電話をかけた」という実績は残るため、ある意味Win-Winな対策ということもできます。

ただし証券会社によっては営業マンごとに電話番号が違うなど、着信拒否を受けない形で電話が入ることがあるためその点は注意が必要です。

また場合によっては、保有商品に関する重要な連絡が受けられなくなってしまうケースもあるため、自身で定期的に資産状況を確認する必要があるでしょう。

電話しないでほしいことを明確に伝える

口頭で電話するな、ということを明言するのも一つの手段です。

仮に電話を無視し続けていても、留守=タイミングが悪かったと何度も連絡を試みるのが営業マンの心理。

そのため明確に「営業の電話をしないでほしい」と伝えれば、営業を控えてくれることが大半です。

ちなみに営業マンの電話は会社によって録音されていることがほとんどですので、電話をするなと伝えたのになおも電話を繰り返す場合は、

「前言いましたよね?上司に直接伝えるので代わってもらえますか?」と言ってみてください。

おそらく大体の営業マンはここですみませんでしたと引き下がるはずです。

おわりに

今回は証券会社のしつこい営業電話の対処法をご紹介いたしました。

もともと営業マンをしていたかいーの立場では、これらの対応を受けた場合電話先へは営業電話は意味がない、もしくは不快に思われると察し電話を控えるようにしていました。

中にはガチャ切りをする、あるいは電話に対して怒るなどの反応される場合もありましたが、営業マンも人間ですしお互いに嫌な気分になってしまいます。

そのため、「電話しても意味がない」「電話をしないでほしい」と伝えることでお互い心象を損なわずに、営業の頻度を減らすことができるのではないでしょうか。