初めての方、初対面の人たちでも手軽に盛り上がれるゲームとして徐々に知名度を高めつつあるワードウルフ(ワード人狼)。
ある程度の人数が集まって遊ぶゲームというイメージが強いのですが、2人や3人といった少人数でも遊びたい!という方も多いのではないでしょうか。
大人数での集まりが憚られる昨今、友人と数人で遊びたい、あるいは引っ越しなどの理由で気軽に集まれる友達が少ないといった場合もあるかもしれません。実際にワードウルフは2人でもプレイすることはできるのでしょうか?
ワードウルフの基本的なルール
まずはワードウルフの基本的なルールをおさらいしておきましょう。
ワードウルフはプレイヤーが「多数派」と「少数派」にそれぞれ分けれられ、それぞれの派閥にお題を与えられることからスタートします。
具体的には4人でプレイする場合、3人にはAというお題が、1人にはBというお題が与えられます。そして与えられたお題について発言をしたり、質問をしたりすることで「誰が少数派のお題を持っているのか?」を見つけ出すゲームです。
お題が「野球」と「卓球」であれば、多くの場合「スポーツだよね」といった会話からはじまり、全員が共通認識の元に会話が進みます。
しかしながら徐々に「坊主のイメージがあるよね」だったり「足の速さが重要だよね」といったように少数派の意見がズレ始め、その結果「周りと違うお題を持っている人」が浮き彫りとなっていきます。
ワードウルフにおいては「多数派」と「少数派」に分かれることが必要不可欠。したがって一般的なルールで遊ぶためには少なくともプレイヤーが3人、そしてお題を配りゲームを進行する司会を含めると最低でも合計4人の参加者が必要となります。
詳しいルールについては別の記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
ワードウルフは2人でもできる?
一見すると2人でワードウルフを行うことは難しいように見えますが、なんらかの形でルールを工夫すれば2人でもゲームを楽しむことが可能です。
「少数派を当てる」という形ではありませんが、会話を通して相手のお題が自分と同じなのか、あるいは違うのかを当てるといったワードウルフの本質を変えずに2人でプレイすることもできるのです。
2人といっても、実際に会話を行うプレイヤーが2人で司会を含めて3人が集まっている場合、あるいは完全に2人だけで遊ぶ場合に分かれるかと思いますので、今回はそれぞれのケースにおいてワードウルフを行うためのルールをご紹介しましょう。
それぞれのルールについては、ワードウルフを中心にボードゲーム、トークゲームの紹介動画をアップしているYoutubeチャンネル「テナーテリトリー」さんの動画を引用させていただいています。
プレイヤー2人(司会を含め3人)でプレイする方法
司会を含めて3人の参加者がいる場合、司会は通常のルールと同様にお題を2つ用意し、2人のプレイヤーに「同じお題」か、もしくは「異なるお題」を伝えることでゲームがスタートしていきます。
お題を伝える際は、1〜3の番号それぞれ2ついずれかのお題を当てはめておき、プレイヤーから希望された番号のお題を伝えるといった方法がシンプルで良さそうです。
そしてプレイヤー2名は配られたお題についての会話を進めていき、相手のお題が自分と同じなのか違うのか、そして実際に相手のお題はなんだったのか?を予想することでゲームを進めていきます。
この方法であれば、会話を通して相手のお題を予想していうワードウルフの本質を保ちながら、2人でゲームを楽しむことができます。
注意点としてはお題についてあまり嘘をつかないこと。嘘をつきすぎるとそもそもゲームとして成り立たなくなってしまいます。とはいえ、「相手のお題が具体的にわかったが、自分のお題は当てられたくない」というケースもあるため、明確に禁止というわけではありません。
あくまでゲームを楽しむうえで最低限必要な範囲に留めておくのが良いでしょう。
紹介動画のように、相手のお題が自分と「違うことを当てる」「同じことを当てる」「違うことを当て、さらに具体的なお題まで当てる」といった3パターンで得点を分けるのもポイントです。
お題がなんだったのかまでを会話から読み取ることは、非常に難易度が高いですからね。
2人だけでワードウルフを遊ぶためのルール
参加者が2人のみで、司会を勤める人がいない場合でもルール次第でワードウルフが遊べます。
「2人にお題を伝える」部分を司会の役割ではなく、カードなどの別のもので代用することができれば2人でも問題なくプレイ可能。
2つのお題を用意することは変わりませんが、事前にお題をAのお題/Bのお題それぞれに分けておき、AとBのどちらが自分のお題になるのかをカードなどでランダムに決定すれば、相手が自分と同じお題か、違うお題かを機械的に分けることができます。
動画ではワードウルフをはじめとしたトークゲームのセットが揃った「人狼ゲームスペシャルパッケージ」を使用しています。
一般的に販売されているワードウルフ用カードがあるとゲームがスムーズに進められ、お題の質も高いため、購入して利用するのが早いのではないでしょうか。
少人数でもワードウルフは楽しい!
ワードウルフはパーティーゲームのイメージが強いですが、工夫次第では2人や3人といった少人数でも熱中できるゲームです。
特に1vs1で行う場合は、楽しいのはもちろんですがガチンコ勝負といった側面も出てくるかもしれませんね。対戦相手への質問や推理に集中できるため、大勢で遊ぶ時とは違った力が求められる部分もあるでしょう。
コミュニケーションもさることながら、思考力も鍛えることができるこのゲーム。みなさんも人数問わず、遊んでみてはいかがでしょうか。