コミュニケーション

会話が続かない、話が盛り上がらない人に送る、会話上手な人の特徴

2人での会話をうまく続けさせたり、盛り上げたりすることができる
いわゆる「コミュニケーション能力(コミュ力)」の高い人は
ビジネスでもプライベートでも評価され、多くの人に好かれています。

逆に、いくら能力や技術が高く、仕事で一目置かれている人でも
コミュ力がなければ、正当に評価されなかったり、仕事につけないことまであり得ます。
中には職人気質で無口な人もいますが、現代では技術以上にコミュ力を求められる傾向があります。

それでは、会話が続かない、話が盛り上がらない人の特徴、あるいは問題点はどこにあるのでしょうか。
今回は、男女共通の原因について考えます。

 

なぜ会話が続かないのか

会話が続かないのは、一方が言葉のやり取りを遮ってしまっているからです。
とはいえ、一方が遮っているとは言っても、その一方に原因があるとは限りません。

「会話はキャッチボール」という表現がありますので、イメージしてみましょう。
キャッチボールは、1人が投げ、もう1人が受けるという動きを繰り返します。
したがって、一方が会話を止めたといっても、その原因は「投げる側(=話す側)」のミスと、
「受ける側(=聞く側)」のミスの2つに分けることができるのです。

以下、同様にキャッチボールをイメージして読んでみて下さい。

 

▼話を盛り上げるのが上手い人の話し方

答えやすい質問を投げかけている

話を盛り上げるのが上手い人は、質問の仕方が上手い人と言い換えることができます。
キャッチボールだと、取ってから投げる動作に繋げやすい、利き手の肩の高さにボールを投げられる人でしょうか。

答えるべき内容が明確である質問は、聞き手も容易に返すことができ、スムーズな会話に繋がります。
しかし、何を答えればいいのかわからない質問は、聞き手が上手く返答できず、会話が滞ってしまいます。

答えるべき内容が明確な質問の例として代表的なの、「クローズド・クエスチョン」です。
これは、【Yes or No】あるいは【A or B】で答えられる質問のことを指します。
具体的には、「あなたは学生ですか?」や「犬と猫、どちらが好きですか?」といった質問です。

これらの質問は、まだお互いの関係ができていないアイスブレイクの段階において特に有効で
初対面の相手との会話の導入や、営業先への初回訪問といった状況で重視されます。
また、質問と回答すべき内容が明確になることから、正確さが重視される報連相にも求められます。

既に関係ができており、「なんでも話せる」ような間柄であれば、
「クローズド・クエスチョン」の対義語に当たる「オープン・クエスチョン」と呼ばれる
【Yes or No】のような成約を設けず、自由に答えさせる質問で問題ありません。

しかし、「話したくない、話して良いかわからない内容がある」ような関係だったり
親しい間柄であっても、考えがまとまっておらず、「何から話せばいいのかわからない」状態ならば
逆に回答に制約を設けることで、会話の道筋を作っていく必要があります。

 

自然な話題の流れを作っている

質問の仕方といった個別のやり取りの技術も大切ですが
自然な形で別の話題へ会話を誘導する力も会話を広げていくためには重要です。

キャッチボールも、同じ距離で淡々と続けるだけでは面白くありませんよね。
徐々に距離を置いて遠投するように、様々な話題に話を広げることで会話を盛り上げることができます。

しかし、いきなり飛躍した話題を投げかけてしまうと、相手が戸惑い、ボールを逸らしてしまいます。
相手が無意識に、徐々に後ろへ下がってしまうような、自然な話題展開が必要になります。

最も意識すべき内容は、相手からの返答を可能な限り次の会話にも盛り込むことです。
前の話の内容を元に話題を広げていくことで、相手が予期していない質問をになることを防ぎ
徐々に話を広げながらも、相手に反応の準備をさせることができます。

また、相手の話を取り入れることで、「ちゃんと話を聞いてくれているな」と印象付けることもできます。

 

▼会話を続けるための反応・返し方

質問された内容以上の情報を返す

質問した側としては、質問に対し、対応する答えだけを求めているのではありません。
次の話につなげるため、答えと、関連する情報を付け加えてもらう事を求めています。

「あなたは学生ですか?」という質問をしたとしましょう。
・「違います。」とだけ返ってくる
・「違います、今年の3月で大学を卒業して、社会人になりました。」と返ってくる
上記の2パターンでは、後者のほうが会話が続けやすいと感じませんか?

質問とそれに対する回答という意味では、どちらも成り立ってはいます。
しかし、前者の場合は質問者は次の話の内容を考える際、その切り口を自分で探す必要が生じます。
これが何度も続くと、質問する側も非常に負担に感じますね。
また、単純に聞き手に対し「冷たい、話す気がない」という印象も感じてしまいます。

一方で後者であれば、質問者は「大学、社会人、新卒」に関する話や質問をすればよく
先の項目で述べた話す側の「スムーズな話題展開」を聞く側がサポートできることになります。

このように、聞かれた1に対し、2か3を返すようなイメージで受け答えをすれば
相手との会話もどんどん広がっていくことでしょう。

ただし、1に対し10も20も返してはだめですよ。
「学生ではありません、今年卒業しました。
卒業して金融機関に入社して、今は営業なんですよね。
元々株とか為替とかに興味があったのと、給料が良くて~…」

なんて自分のことを延々と話された日には、話が進まないですから。

 

しっかりと相槌を打つ

相槌をしっかりと打つだけでも、話し手の印象は大きく変わります。
上手く会話ができない、と感じる人は、最初に意識するべき項目では無いでしょうか。

ボールを投げて、相手がグローブで取ったときに、「ぽすっ」と収まるよりも
「パシン!」といい音がしたほうが、投げた方は気持ちいいですよね。
実際のキャッチャーも、ピッチャーのやる気を引き出すため、音を意識してキャッチングするそうです。

自分の話にたいして、「うんうん」と言いながら聞いてくれる人には
「聞いてくれているな、こんなことも話してみよう」という気分になります。

また、相槌を打つ方も、相手の話の切れ目を意識して聞くことができ
より「言いたい内容」を噛み砕いて聞くことができるようになります。

これは、誰にでもすぐ意識できる項目ではないでしょうか。

 

▼話し方と、聞き方両方が大事

会話はスピーチやプレゼンテーションとは違い、一方が上手に話すだけでは成り立ちません。
話し手、聞き手の両方が、相手を尊重した発言や質問をすることで初めて意味のあるものになります。

また、今回はあえて「話し手」と「聞き手」という表現をしましたが
実際の会話では、この両者の立場も非常に流動的です。
ですので、どちらか片方のスキルを身につけるだけでは、両方の役割をこなすことはできません。

本当にコミュニケーション能力がある人というのは、この両方のスキルを持っていることに加えて
会話が苦手な人に対しても、気分良く話ができる気配りをしたり、
情報を引き出す作戦を立てることができる人だと言えるでしょう。

「自分にはコミュ力がない」と感じている人こそ、むしろコミュ力が高い人と会話する機会を取り
話の進め方や答え方、その時の素振りなどを見習うことで、成長できるのではないでしょうか。