インサイダーゲームがつまらないと感じた、言われたらどうすべきか

特別な道具が必要なく、少人数から大人数まで気軽に楽しめるインサイダーゲーム。

シンプルなルールながら、イエスノー質問でお題を当てる楽しさと、最初からお題を知っていたインサイダーを探す楽しさの2つが大きな魅力です。

しかしながら、インサイダーゲームをプレイした方の中には、つまらない、欠陥ゲームだと感じた、あるいは言われてしまった方もいるかもしれません。

今回はそのように感じてしまう/感じられてしまう原因と、より楽しめるゲームにするために必要なポイントについて紹介したいと思います。

目次

インサイダーゲームがつまらなく感じる3つの理由

ルール上の欠陥がある

筆者かいとーはかれこれ5年くらいインサイダーゲームを楽しんでいますが、インサイダーゲームのルールには1点だけ欠陥があると考えています。

それは、「インサイダーは全く誘導をしなくても罰則がない」という点です。

インサイダーは自らがお題を知っていることを利用して、他のプレイヤーが答えにたどり着けるような質問を行いますが、この行為は実のところ「勘のいいプレイヤー」が揃っている場合リスクにしかりません。

インサイダーが全く誘導せずに答えにたどり着いた場合、通常のプレイヤーからするとインサイダーを見つけ出すための情報がほとんど無いため、インサイダーにとっては非常に有利な状況です。

また、仮に答えにたどり着かなかった場合も、ルール上「インサイダーのみ敗北」となることが無いため、損はないといってしまうこともできます。

したがって、「インサイダーは全く誘導しないのが最善手」と言われてしまっても仕方ないのです。

このような状況が続くと、「インサイダーを探す楽しさ」が半減してしまうため、つまらないゲームになってしまいます。

お題が簡単すぎる

お題が簡単すぎた場合、インサイダーが誘導する間もなく数巡で正解にたどり着けてしまうため、「お題を当てる楽しさ」が損なわれてしまいます。

誘導がないと結果的にインサイダーを探すことも困難となるため、インサイダーの醍醐味である2つの楽しみが両方感じられない状態となってしまうのです。

公式セットを使う限りは発生しにくいかと思いますが、ゲームマスターに慣れていない方が自分でお題を作った場合や、逆に参加者が強すぎた場合にこのような状況が起こりえます。

ゲームマスターの進行に問題がある

ゲームマスターがうまくゲームを進行できないことにより、つまらないゲームとなってしまう場合も考えられます。

例えばプレイヤーのイエスノー質問に対して、答えられない場合が多い、誤った答えを出してしまうといったことが続けば、プレイヤーの不満に繋がることでしょう。

特にイエスノーの答えを明確に誤った場合、ルール上インサイダーを含む誰もその誤りを指摘することができず、ゲームに大きな支障をきたしてしまいます。

このようなこともあり、ゲームマスターはインサイダーゲームの楽しさを担保するうえで非常に重要な役割を果たしているのです。

インサイダーゲームを楽しむための3つのポイント

「誰もが知っている地味なお題」を考える

良いお題を出すための考え方の一つとして、誰もがそのお題を知っているものの、なかなか普段は気に留めない、思い出さないようなもの選ぶことがポイントです。

簡単すぎるお題が良くないからといってあまりに難しいお題を選択すると、そもそもお題を知らない人がいるといった理由でゲームが成立しないリスクがあります。

誰もが知っているものの、狼が誘導しない限り答えにたどり着けないギリギリのラインが理想的なお題であり、このようなお題を考案することがゲームマスターの腕の見せ所かもしれませんね。

今すぐに使えるインサイダーゲームのお題集は別の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

ゲームのルールを調整する

インサイダーゲームのルール自体を調整するのも1つの方法です。

例えば質問時間を通常より短くすることで、多少お題が簡単であってもインサイダーが誘導する必要が生じますよね。

あるいは「インサイダーだと思う人」とは別に「最も良い質問をしたと思う人」に投票するルールを設けて賞賛することで、インサイダーに「うまく誘導するぞ」というモチベーションを持たせられるかもしれません。

もしあなたがプレイヤーで、インサイダーゲームに慣れてしまったことでかえってつまらないと感じるような場合は、ゲームマスターにこのようなルールを提案してみることも一考の価値があります。

視点を変えてインサイダーを探す

最後に、プレイヤー側の心構えとして是非知っておいていただきたい点をお伝えします。

冒頭では「インサイダーが何もしないとつまらなくなってしまう」と説明しました。

確かに誘導をしたそぶりからインサイダーを見出すことができませんが、果たしてインサイダーを探す材料はそれだけでしょうか。

「答えを知っているがために、あえてノーをもらいにいった」ような回避の動きや、「質問が雑だった、お題を当てる意図が感じられなかった」ような消極的な動きも、まぎれもないインサイダーの手がかりです。

誘導の有無に限らず、質問内容全般や立ち振る舞いからインサイダーを見つけることもトークゲームにおいて楽しめるポイント。

このように少し違った視点から推理をすることで、インサイダーゲームを改めて楽しむことができるかもしれません。

終わりに

この記事を読んでくださった方は、ゲームマスターとしてプレイヤーから不満を口にされた、あるいはプレイヤーとして不満を感じたいずれかの経験をされていると思います。

このような事態はプレイヤーの心構えで解消できる点もありますが、やはりゲームマスターがいかにゲームを進行するか、盛り上げられるかにかかっているといって過言ではありません。

逆に、ゲームマスターとして場を盛り上げることができれば、ゲームに限らずみんなのまとめ役として今後の関係にも良い影響があるに違いないでしょう。

改めてインサイダーゲームを開催、あるいはプレイする機会があれば、是非本記事の内容を参考にしてみてください。

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