中学や高校で英語を習い始めると、「かっこいい英語」って頭に残りますよね。
ゲームの呪文や武器で使われている英語、響きがなんかかっこいい英語。厨二病の少年には刺激の強い英語の世界ですが、あなたは印象に残っている英語はありますか?
私は一番好きな英語は何かと聞かれれば、間違いなく「diarrhea(ダイアリア)」と答えます。
この時点で「あっ」と思った方もいるでしょうが、どうか最後までお付き合いください。
diarrheaは英語で「下痢」という意味
はい、下ネタで申し訳ありません。お腹が痛くなった時になるアレです。
知らない方はまず英和辞典を見てきてください。それ以上の意味はありません。
大体の英語は文字の並びで読み方がわかるものですが、このdiarrheaはディアーヘアでもディアルヒーでもなくダイアリア。この時点で圧倒的強者感を醸し出してきてくれます。
語源を探ってみると、ギリシア語で「通り抜けて流れる」という言葉からきているよう。まさにダイアリアがかくあるべきかを表しています。
ちなみに派生語としては、形容詞であるdiarrheal, diarrheicといった語が存在します。胃がピーピーいっているにも関わらず「heal(癒す、治す)」と含まれているのも皮肉が効いていますね。
日常会話においては「the runs」や「the trots」といった表現が使われることが多いようで、習わない限りは覚えないような英単語でもあります。
ダイアリアってかっこよくない?
初めてdiarrheaという単語を見た時は衝撃でした。
rが2つ続くという他の英単語にはない特異性、iが含まれないにも関わらず「リア」と読む後半部分。他の英単語とは一線を隠す特別なものを感じたのは私だけではないでしょう。
事実、私が初めてこの単語を目にしたのは中学校時代の英語の教科書ですが、Webにおける英語辞典最大手のWeblio辞書においては英検1級以上、大学院レベル以上の難易度と記載されています。
そのため覚えた当初はダイアリアと連呼していたことも懐かしい思い出です。日本語にするとひどい話ですけどね。
ただSNS上ではたくさんの「同志」が存在するのも事実です。
やはりダイアリアという言葉、綴りから響きから多くの人々を魅了しているみたいですね。下痢だけど。
皆さんも使ってみよう
おそらくこの記事を最後まで読んでくれたあなたは私と同じく、ダイアリアという言葉に何か特別なものを感じていることでしょう。
(そうでなければこんなくだらない記事読みませんよね)
意味はさておき、日常生活でよくある体調不良を端的に表すこの言葉。あらゆる局面で利用できることこの上ありません。
さあ、学校に遅刻した時、仕事に遅れてしまった時、大切な彼女とのデートをすっぽかしてしまった時こう言いましょう。
「Because I have diarrhea.」